富が不公平だから社会が成り立つ
世界的経済学者のピケティが世界の格差はどんどん広がっていくと論じた
『21世紀の資本』という本を出版されて、早3年。
世の中には1億稼ぐ人もいれば、
10万円しか稼ぐこととができない人がいる。
富はなぜ平等ではないのか??
僕なりに、ビジネスを始めて1億以上稼いできて思ったことを話していこうと思います。
この2年間、色々な方と会ってきました。
31歳で年間10億以上稼ぐ男性の経営者達、
26歳で月に1億稼ぐ僕よりも1つ年上の経営者、
女性でも、男性に負けじと成果を出す方、
そんな人もいる中で、
32歳で400万円近く借金をしている男、
2年経っても何も変わっていないビジネス仲間たち。
なんでここまで格差って生まれるんだろう。
って疑問に思いながら、仕事をしてきた時期もありました。
でもある時、ふとわかったんです。
格差って世界で存在しないといけないものだと。
理由は簡単で、
世界の富が平等なら、ビジネスが生まれない。
つまり、
取る側、取られる側の関係性が誕生しないからです。
国際非政府組織NGOが出した報告によると、
マイクロソフト社創業者のビルゲイツ始め、世界で最も裕福な8人の資産が、世界人口下位50%(36億人)の合計額と同じだというデータも出ています。
もっと簡単な話をしたら、
会社の従業員と社長ではできることが違いますよね。
社長は、雇用を生み、生産性を高め、利益を上げることができます。
じゃあ、
その社長の役割を従業員10人集まってできるのか?って話だと思うんです。
月に1000万円の利益があっても、
30万円もらえる従業員が10人、
700万円を動かせる社長が1人。
こうやって差があるからこそ、
次の雇用が生まれ、ビジネスが生まれ、お金を支払う人、もらう人の関係性が生まれる。
でなければ、経済が回らないです。
お金という手段があることによって、
きれいごとなしに、
お金をもらう側、払う側という立ち位置が一瞬で出来上がってしまいます。
お金を使う人がいるから、儲かる人がいる。
儲かった人がよりお金を使うからこそ、社会が回る。
だから、
従業員のままでは、従業員という枠を超えることはできず、
どんだけ良い成績を取ろうが、会社の事が好きでも給料がどんっと上がる夢は一生敵わないわけです。
それが社会の成り立ちであり、仕組みで当然なのだと。
自分はそうゆう歯車の中で生きていると。
それをしっかり理解した上で、
富を得るためには、どうするべきかって考えるのが大事じゃないかって思うんです。
次回、どうするべきかという記事(後半)を書きます。